オリゴ糖はビフィズス菌などの餌になる

オリゴ糖のうち砂糖、ブドウ糖、果糖などは、小腸で消化吸収されて、大腸には到達しません。

特定保険用食品として「オリゴ糖」と呼ばれているものは、人の消化酵素ではほとんど消化されず、大腸に棲息しているビフィズス菌などの餌になります。

そして、その代謝産物として酢酸や乳酸などの有機酸が生成されます。

大腸でビフィズス菌などの善玉菌が増殖すると、乳酸、酢酸などを盛んに産生して腸内を酸性にします。

一方、ウェルシュ菌などの悪玉菌はオリゴ糖をうまく利用できないばかりか、腸内が酸性になると増殖できなくなるので、腸内は次第にビフィズス菌が優勢になり、おなかの調子がよくなります。

その結果、便の量が増え、またビフィズス菌が産生した乳酸や酢酸の刺激によって腸の蠕動運動が活発になり、便通がよくなります。

これが特定保険用食品として許可されている表示内容です。

しかし、表示内容としては認められていませんが、オリゴ糖には次のような効用があり、学会では認められています。
1. 低カロリーなので、肥満ぎみの人や血糖値が気になる人にも好適です。
2. 虫歯の原因であるミュータント菌には利用されませんから、オリゴ糖を砂糖に置き換えて代替甘味料として食品加工に用いると、虫歯になりにくく有効です。
3. 消化されにくいので、これを摂取しても血糖値は上昇しません。したがって、血中インスリン濃度もほとんど影響を受けないことが観察されています。

オリゴ糖の摂取は、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし、ウェルシュ菌などの悪玉菌を抑制するので、腸内フローラを改善します。




我々の体内には、ビフィズス菌を始めとする30種類以上の善玉菌が棲息しております。

そして、それぞれの善玉菌にはオリゴ糖との相性があります。

したがって、体内に棲息するすべての善玉菌をサポートできるオリゴ糖を摂取すれば、腸内環境を大幅に改善できるわけです。